「分からない」を考えよう! #4

生徒たちの「分からない」を取り上げて考えていきます。


解き方が分からない前提で「どんな風に考えて解いていくか」という過程を書いていくので、ぜひご自身でも解き方を考えながら読み進めてみてください。

 


今回は、とある中学の「2年 1学期 中間テスト」で出題された、理科(1年 地学) の問題です。

 

問題

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今回は理科の問題。柱状図の読み取りが苦手、というか全然分かってない、っていう子は多いのではないでしょうか。

 

実はそんなに難しいことではないのでしっかり見直ししていきましょう!とりあえず柱状図の前に、まずは知識を問う設問 (1) と (2) から!

 

Let's think!

 

まずは化石についてのおさらい。化石には 2 種類ありましたね。

 

 示相化石 ・・・ 地層ができた当時の「環境」を推定する手がかりとなる化石。

   ・サンゴ(あたたかくて浅い海)

   ・ブナ(寒冷な気候)

 

 示準化石 ・・・ 地層ができた「時代」を推定する手がかりとなる化石。

   ・古生代:フズリナ、三葉虫

   ・中生代:アンモナイト、恐竜

   ・新生代:ビカリア、マンモス

 

 

ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか。これだけ押さえていれば (1) と (2) は簡単に正解することができますね。

 

 A. (1) 示準化石  (2) 新生代

 

 

(3) は堆積についてちゃんと分っていないと解くのは難しいですね。当てずっぽうで正解しても意味がないです。答えが何か、が分かっただけでも意味がないです。答えが分かったら、どうしてその答えになるのか、について理解できるまで見直しましょう。

 

Let's think!

 

さて、(3) です。柱状図を見ると、

 

「X」泥の層、「Y」砂の層、「Z」泥の層、

 

となっていますね。ここから何を読み取ればいいのか。地層がどのように形成されるのか、見ていきましょう。

 

 Step1.  風化:気温の変化・太陽光・氷結・風雨などの影響で、岩石がもろくなる。

 Step2.  浸食:雨水や流水によって岩石が削られ土砂となる。

 Step3.  運搬:流水によって土砂が運ばれる。

 Step4.  堆積:運ばれた土砂(れき、砂、泥)がたまり積み重なっていく。

 

 堆積の仕方

  粒の大きなもの:流されにくいため、海岸から近く浅い水底に堆積していく。

  粒の小さなもの:流されやすいため、海岸から遠く深い水底に堆積していく。

  粒の大きさ: (大) ← れき 砂 泥 → (小)

 

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つまり、地層の種類から、

 

 「れきの層」が形成された

   →以前の層(下のある層)が、

    「砂」「泥」のいずれでも、地面の位置が「高い」場所に移動した(隆起)

 

 「砂の層」が形成された

   →以前の層が、

    「れき」なら、地面の位置が「低い」場所に移動した(沈降)

    「泥」なら、地面の位置が「高い」場所に移動した(隆起)

 

 「泥の層」が形成された

   →以前の層が、

    「れき」「砂」のいずれでも、地面の位置が「低い」場所に移動した(沈降)

 

というようなことを読み取ることができるというわけです。

 

 

さて、では (3) を見ていきます。ここまできちんと理解していれば解くのは簡単ですね。

 

地層は古い時代のものから、

 

 「X」泥の層 → 「Y」砂の層 → 「Z」泥の層

 

の順で形成されているので、

 

 「X」泥の層が形成される、深い場所にあった

 「Y」高い場所に移動し(隆起)、砂の層が形成される

 「Z」深い場所に戻り(沈降)、泥の層が形成される

 

地層の形成順序によって以上のように読み解くことができますね。よって答えは、

 

 A. (3) ウ 【隆起してから沈降した】

 

 

 

次の問題は柱状図の読み取りです。柱状図の位置をきちんと揃えて並べてあげる、のがポイントですね。

 

Let's think!

 

では (4) を見ていきましょう。

 

柱状図を見るときに気を付けなければいけないことは、柱状図は全て地表 0 メートルを基準にして揃えられ書かれている」ということです。

 

図 2 の柱状図、きれいに並べてありますが、図 1 を見ると各地点の地表 0 メートルの標高はバラバラであることが分かりますよね。

 

ですので柱状図を見るときは、

 

 柱状図の「地表 0 メートル」を、各地点の標高の位置に合わせること

 

が大切なポイントとなります。地表 0 メートルで揃えられた柱状図を、各地点の標高ごとに並べなおします。

 

問題の 図1 を見ると標高は、A地点:200m、B地点:194m、D地点196m、です。

それぞれの標高に、柱状図の地表 0m を並べなおすと ↓ のようになりますね。

 

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この並べ替えさえできてしまえば、あとはこの図から回答となる情報を読み取るだけ。

 

 A. (4) ① 1  ②192  ③193

 

 

さぁ、次で最後の問題です。

 

Let's think!

 

(5) は C 地点の火山灰の層の位置を推察する問題ですね。

 

そのために必要な情報は「地層は南西に傾いている」という点。(4) の問題文の中になる情報を整理し、C 地点と比較をすると。

 

 地層は南が低くなる:A より B が 1m 低い

           → C より北にある D と比較すると、D より C が 1m 低い

 

 地層は西が低くなる:D より A が 1m 低い

           → C より西にある B と比較すると、C より B が 1m 低い

 

となる。解を求めるには上記のどちらを利用しても構いません。

図に書いて比較してみよう。

 

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 ↑↑↑

A 地点と B 地点の火山灰層の高低差をもとに、

   D 地点から C 地点の火山灰層の位置を推測する。

 

 ↑↑↑

A 地点と D 地点の火山灰層の高低差をもとに、

   B 地点から C 地点の火山灰層の位置を推測する。

 

 

いずれの方法でも C 地点の火山灰層の位置は同じになりますね。

 

 A. (5) C 地点の火山灰の層は 0~1m の位置 ※回答は上記図の通り

 

 

-----

 

今回も記事を書くのにそれなりに時間をかけ、たくさんのことを調べました。だからこそ、その過程で得た知識が身についていくのです。

 

知りたいことのために時間をかけること、その中で新たに生まれた「気になること」も時間をかけて調べること。寄り道こそが知識の量と幅を広げる最短の道だったりします。

 



問題を解けば終わり、答えが分かれば終わり、ではなく、問題を解く過程でたくさんの「なんだろう?」っていう疑問を見つけて、それを理解していく努力が勉強です。


そしてその「なんだろう?」を解き明かしたときの達成感を味わうのが勉強の醍醐味です!


ぜひたくさんの「分からない」を見つけて、それを「分かった!」に変えていく努力をしていってくださいね!

 

 


以上です。お疲れさまでした!
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

 

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