今日はテストの点数の見方について。
例えば「点数だけ見る」のと「平均点との比較で見る」のとでは、その評価が180度変わる場合もあるので、その例を紹介します。
なお、下の紹介例は実際の生徒の成績をベースにしたダミーです。
まず、5教科の合計点ですね。
点数だけだと、2学期の中間で大きく下げたように見えますね。
先ほどの成績を5教科の平均点と比較し、その差をグラフにしたものがこちらです。
大きく下げたと思われた2学期中間テストですが平均点との比較で見ると、実は前回よりも成績が伸びている、と評価することができます。
つまり、点数だけ見ると、1学期期末から40点下がっているが、全体の平均点の方がそれよりも多く55点も下がっているので、総合的に見れば成績が伸びているんですね。
もちろん「平均点」自体がそこまで信頼のおける指標ではないのですが、子どもの成績単体で評価するよりは、十分に子どもの努力を計ることができると思います。
「テストの成績単体ではなく平均点も考慮すること」
これが、子どもの勉強に対する評価をする指標として成績を見るときの大切なポイントですね。
あと、もう一つ。最も大切なポイントは、
「数字そのものではなく、そこから見える子どもの努力を評価すること」
だと、僕は考えています。
上の例なら、「全体が55点も下げてる中、40点ダウンで踏みとどまった」のは紛れもなくその子の努力の証です。
また、ココではあくまで成績から努力を読み取るときの話をしていますが、自分の努力がなかなか成績に反映されない子もたくさんいます。
もちろん成績から読み取れないだけで、その子なりに一生懸命努力している部分は少なからずあるはずです。
そういう場合は成績という数字ではなく、中身であったり、普段の勉強の様子、テスト前の勉強の様子から、その子の頑張りをちゃんと見つけて認めてあげることで、次へのやる気に繋げていくことが大切です。
テストの点数に対して怒ったり、否定するようなことをするとほとんどの場合、子どもの成績が伸びることは無い気がします。
もちろん、それをバネに頑張れる子もいるでしょうけど。
けれど、そういう子どもも含め、基本的に子どもというのは「親に認められたい」という欲求が強く、それが満たされることがなにより嬉しいし、また力へと変わります。
はい。
書いているうちに、あれもこれも言いたくなって、少しまとまりがなくなったかもしれませんが、お子さまの成績を伸ばしてあげたいのなら、ここで読んでいただいたことを参考に子どもへの声掛けを内容を変えてみて頂ければ幸いです(^^)
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